[ 化学・金属・繊維 ]

ユニチカ、3Dプリンター用感温性フィラメント開発−低温で形状変更可能

(2017/6/6 05:00)

  • ㊧3Dプリンターで造形した花 ㊨加熱して手で形状を変更し開花させた 

ユニチカは5日、材料押出型3Dプリンターで造形後も低温で温めるだけで形状を変更できる特殊ポリエステル樹脂の「3Dプリンター用“感温性”フィラメント」を開発したと発表した。体温やお風呂の温度などの安全な温度域で柔らかくできる。価格は検討中だが、同社が販売しているテラマック3Dプリンター用フィラメントの1・5倍程度と見られる。早期に年数トンの販売を目指す。

3Dプリンターで造形後、30度C強の加熱で自由に形状を変えることができる。形状が決まれば熱湯などで高温セットすることで硬化し、熱変形しなくなる。用途でフィギュアの関節部に角度調整が行えるように使用したり、現場でもすぐに修正可能な工業用治具などに応用を図る。

仕様は線径が1・75ミリメートル、ノズル温度が190―220度C、ベッド温度がOFF―45度C。

(2017/6/6 05:00)

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