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[ 中小・ベンチャー ]
(2017/7/31 05:00)
【那覇】沖縄ハム総合食品(沖縄県読谷村、長濱徳勝社長、098・958・4330)は、未利用で廃棄処分されていた採卵後の親鶏を活用した地域振興に取り組む。全量を沖縄県内産鶏で製造する鶏肉の加工品「チキンハッシュ」を開発した。食肉処理できていなかった年間約5万羽を食材に生かす。県北部・名護市で盛んな養鶏の活性化や地域ブランド化を図る。
「ハッシュ」はジャガイモを混ぜた食肉加工品の一般名称。沖縄では「コンビーフハッシュ」が一般的で鶏肉製は珍しい。「チキンハッシュ」は1パック70グラムで、メーカー希望小売価格は消費税抜きで150円。親鶏特有の味の濃さが特徴。県内スーパーなどで発売を始め、5年後に月10万パックの販売を目指す。
採卵養鶏は名護市の羽地地区で盛んな産業。親鶏は約2年間の採卵後に「はねじ鶏」ブランドで食肉として販売している。一方で食肉処理の能力不足や処理場との距離の問題などから廃棄される鶏も多く、食肉の流通は地域内にとどまっているという。
今後は同社が加工品原料として引き受け、製品を通じた地域ブランドの県内外への浸透にも期待する。製品は沖縄県羽地振興協同組合(名護市)と共同開発した。原料となる鶏は、いなみねエッグファーム(同)から供給を受ける。
(2017/7/31 05:00)
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