フランクフルト勝利へ−英ＥＵ離脱で銀行誘致合戦

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  （ブルームバーグ）

【ロンドン＝時事】８日付の英紙デーリー・テレグラフは、英国の欧州連合（ＥＵ）離脱に伴って英国から別のＥＵ加盟国に拠点を移す金融機関の誘致合戦で、ドイツのフランクフルトが勝利を収めつつあると報じた。

苦戦を強いられているパリを擁するフランスについては、ロンドンの金融街シティーに深刻な打撃を与えるのが長い目で見てフランスの国益に本当にかなうか再考を始めたと伝えている。同紙は誘致団体「フランクフルト・マイン・ファイナンス」の見通しとして、銀行関係者ら約１万人がフランクフルトに移動してくると期待。２０１８年から動きが急速に活発化するとみられるという。

誘致合戦では、ロンドンに近く公用語が英語のアイルランド首都ダブリンや、独仏に近いルクセンブルクなども善戦している。