新型コロナ／三和酒類、焼酎用原酒を消毒用に転用 大分県に寄贈

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  消毒用アルコールの缶を贈呈する下田三和酒類社長（右）

【大分】三和酒類（大分県宇佐市、下田雅彦社長、０９７８・３２・１４３１）は、本格焼酎用の原酒を使った消毒用アルコール（濃度７５％、１８リットル缶で２７０缶相当）を大分県に寄贈した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて消毒用アルコールが不足する中、県の関係部門を通じて医療機関などで利用されるという。

焼酎の製造用に貯蔵していた原酒を再蒸留し、殺菌効果があるとされるアルコール濃度７０％以上まで上昇させた。同社の製造拠点がある大分県の宇佐市や日田市でも寄贈を予定している。

下田社長は「医療の最前線で頑張っている方々へ何かお役に立てることがないかと思っていた。今後も継続してお届けできれば」と話した。