(2021/2/24 05:00)
日刊工業新聞社が25日に発売する「機械技術3月号」は「高付加価値を生む研削加工の基本と高度化の視点」を特集する。研削現象や研削砥石(といし)の構成、段取り作業の基本を確認し、原理原則に基づく再現性のある加工を行うために押さえるべき視点を紹介する。
総論では、APTES技術研究所の愛恭輔代表が加工品質を決定付ける砥石について基本事項を解説。砥粒や粒度、結合度などに加え、目つぶれや目こぼれといった加工中の現象、ツルーイングやドレッシングといった段取り作業を説明する。
事例では、技能依存の脱却に挑む加工現場の取り組みを報告する。川崎精機工作所(川崎市中原区)は高機能な研削盤を導入して加工品質がバラつく要素を排除する一方、外部機関による研修を活用し、若手技能者に理論と正しい作業を学ばせる教育を実施している。城北工範製作所(宇都宮市)は全社で改善活動に取り組み、作業を効率化し品質を高めるためのノウハウを共有している。このほか、砥石の状態の可視化やクーラントに関する最新の研究も紹介する。
(2021/2/24 05:00)
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