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(2022/2/7 05:00)
日刊工業新聞社が8日に発売する月刊誌「プレス技術」3月号では「プレス成形シミュレーションに必要な被加工材の基礎知識」を特集する。被加工材の材料組織と加工性との関わりを理解し、解析のポイントを解説していく。
総論は東京農工大学の桑原利彦氏による「材料の変形特性:微視的な起源と材料モデリング」を掲載。材料の結晶組織と塑性変形との関わりから、深絞り性や、スプリングバックなど不具合のメカニズムを解説する。また解説では鉄鋼、アルミニウム、ハイテンなど材料ごとの結晶組織と、シミュレーション精度向上につながるポイントを紹介する。導入レポートでは成形シミュレーション活用例としてマイティミズタニ(愛知県瀬戸市)の取り組みを紹介。シミュレーション利用の現状と、導入・運用に向けたポイントを解説。その他CAEベンダー各社の最新技術動向なども紹介する。
近年、プレス加工周辺では超ハイテン材など難加工材加工のニーズが増大。それに伴いプレス成形シミュレーション利用の重要性が高まっている。
(2022/2/7 05:00)