シンスペクティブ、来月9日にも小型SAR衛星打ち上げ 高頻度で観測データ取得

(2024/2/21 17:00)

  •     衛星コンステレーションのイメージ(Synspective提供)

Synspective(シンスペクティブ、東京都江東区、新井元行最高経営責任者〈CEO〉)は21日、小型の合成開口レーダー(SAR)衛星「StriX―3」を早ければ3月9日にも打ち上げると発表した。米ロケット・ラボの小型ロケット「エレクトロン」でニュージーランド・マヒア半島から打ち上げ、高度約561キロメートルで分離して軌道に投入する予定。高頻度で地球観測したデータを取得できると期待される。

StriX―3は2022年に打ち上げたStriX―1と同様の設計で、複数の衛星を同時並行で製造している中の一機。まだStriX―2は打ち上げていないが、製造状況に応じて準備が整った機体から打ち上げるため開発でき次第打ち上げる予定。今後は同社の開発したSAR衛星を複数打ち上げて一体的に運用する「衛星コンステレーション」を構築し、顧客に高頻度で高精度な衛星データを提供する。

(2024/2/21 17:00)

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