関電、空飛ぶクルマ用充電器の試作機公開

(2024/4/10 17:00)

万博での運航へ今年度の開発目指す

  • 充電器の試作機(左奥)を空飛ぶクルマの機体を模した装置(右手前)と接続し、試験を続けている

関西電力は10日、スカイドライブ(愛知県豊田市)と共同開発中の空飛ぶクルマ用充電設備に関して、中核となる充電器の試作機を報道陣に公開した。スカイドライブ製の空飛ぶクルマを、30分―1時間程度で満充電できる性能という。2025年大阪・関西万博での空飛ぶクルマの運航に向け、25年3月までの開発完了を目指す。

充電設備は充電器、バッテリー冷却装置、電源設備、エネルギーマネジメントシステムで構成される。そのうち充電器は関電とダイヘンが共同開発している。ダイヘンの電気自動車(EV)用充電器の開発実績を生かし、高電圧・大電流の急速充電を実現する。現在スカイドライブは機体を製造中で、今後、機体と接続した試験を行う。

万博終了後は、運航を通じて出てきた課題を踏まえ改良し、本格的な販売につなげる。

関電は英バーティカル・エアロスペースとも連携し、同様の充電設備の共同開発を別途進めている。

(2024/4/10 17:00)

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