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[ 医療・健康・食品 ]
(2015/11/11 05:00)
アステラス製薬は10日、バイオベンチャー企業の米オカタ・セラピューティックス(マサチューセッツ州)を3億7900万ドル(約466億円)で買収する契約を結んだと発表した。眼科領域における細胞医療のノウハウを取り入れ、同領域での事業を拡大する狙い。手元資金による株式公開買い付けが12月に完了する見通し。
アステラスは買収により、オカタが持つ眼科領域の開発品を得る。同社はヒト胚性幹細胞(hES細胞)から分化誘導した網膜色素上皮(RPE)細胞を網膜下に注入移植する研究を手がけており、これを活用した萎縮型加齢黄斑変性の治療法が第2相臨床試験の段階にある。別の眼科疾患を対象とする複数の開発品も抱える。
米国では2050年に失明患者数が約400万人に達するとの予測がある。アステラスは眼が高度に分化した細胞群からなるため自己再生能が低いことや、従来の薬では機能回復が困難な点などから細胞医療が有望と...
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(2015/11/11 05:00)
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- バイオVBを買収する狙いは。あの話題の細胞で失明患者を救えるか。