アボットジャパン、“無痛型”糖尿病管理システムが保険適用に

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  上腕に装着するセンサー（右）でグルコース値を毎分測定

アボットジャパン（東京都港区、坂本春喜会長兼社長、０３・４５５５・１０００）は、糖尿病患者向けのグルコース値を管理するシステム「フリースタイルリブレ」が厚生労働省から保険適用された。患者が好きな時に自分で簡単にグルコース値を計測できる。患者の適切な治療管理を支援し、低血糖となるリスクを軽減する。

同システムは糖尿病患者の上腕後部に小型の丸いセンサーを装着する。センサー中心部にある極細の針を皮下に挿入して、組織間質液中のグルコース値を毎分測定する。センサーは最大１４日間装着可能で、グルコース値の変動などを管理し、医師の治療方針などにも役立てられるという。

センサーの正確性を維持するために行う指先への穿刺（せんし）によるキャリブレーション（補正）が不要で痛みを伴わずにグルコース値を測定できる。