[ 機械 ]
(2017/11/21 05:00)
【川越】入曽精密(埼玉県入間市、斎藤清和社長、04・2934・4633)は、直径10マイクロメートル(マイクロは100万分の1)という極細の工具に対応する接触式工具長測定器「HAGOROMO=写真」を商品化した。従来のバネ式からてんびん構造に変えたことで、工具に与える力の負荷を抑え、わずかな力で位置合わせできるようにした。価格は25万円(消費税抜き)。
工具長測定器はエンドミルなどの工具の高さ位置を調整するのに使う。接触式の構造そのものを見直した。てんびんのように、工具の接地面と測定用ダイヤルの接地面を左右で釣り合わせて位置決めするよう工夫した。
バネ圧で工具を押し付けて測る接触式は、工具径0・1ミリメートル以下で折れる恐れがある。「レーザー計測する高価な光学式があるが、接触式の方が精度が高い」(斎藤社長)として、新型を開発した。
(2017/11/21 05:00)