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[ 科学技術・大学 ]
(2017/11/24 05:00)
【名古屋】名古屋大学大学院生命農学研究科の後藤寛貴特任助教らは、カブトムシの角は、幼虫時に小さく折り畳んだ状態で形成され、幼虫からサナギへの脱皮時に一気に展開することを証明した。幼虫の頭の中にある角の前駆体の複雑な袋状構造をコンピューターで再構築。計算で膨らませた結果、サナギの形態が出現した。
カブトムシの角は前駆体からの角への変化時に、細胞の増殖や移動など、折り畳み以外の要因が関わっていないことが分かった。前駆体の表面が伸展、収縮しない条件で角の形状に展開できた。今後は折り畳みと展開の形成原理を解明、平面からの任意の立体構造構築技術につなげる。
(2017/11/24 05:00)
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