２０１８防災産業展ｉｎ東京／紙上プレビュー（下）ホワイトハウスオートモービルほか

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【ホワイトハウスオートモービル／高い走破性の軽量４ＷＤ車】

ホワイトハウスオートモービル（名古屋市名東区）は災害救助用の軽量４輪駆動（４ＷＤ）車（写真＝同社提供）や、車両のバッテリーチャージャーなどを出展。救助車両は米ポラリスの「レンジャークルー９００」で、豪雪地帯や崩壊したアスファルト、河川はん濫後のぬかるみでの高い走破性が売り。山岳救助隊などでの導入が進んでいるという。バッテリーチャージャーはスウェーデンのＣＴＥＫ製。世界で４００万台以上の販売実績を持つメーカーで、充電システムやスマートフォンで充電状態を測定できるツールなどを展示する。

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【防災安全協会／災害・非常食一堂に展示】

防災安全協会は３０日に、防災産業展会場内の特設ステージで「災害食大賞２０１８」の金、銀、銅賞の表彰式を行うほか、会期中には協会ブース（写真）で優秀賞の災害食を展示する。「災害食ゾーン」にはカゴメやアルファフーズ、アルファー食品など各社の災害・非常食が一堂に集まり、試食も楽しめる。併せて、日本食育学会のパネル展示や活動状況を紹介する。「会員企業出展ブース」では、三嶋電子や東光、リンテック２１など各社が最新の防災推奨品や防災製品を出展・紹介する。

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【三菱ケミカルＨＤ／５年保存水・水関連製品】

三菱ケミカルホールディングス（ＨＤ）は「水のレジリエンス」をテーマに、５年保存水（写真）などグループ関連製品を展示する。通常のミネラルウオーターと違い、徹底した品質管理と安全なパッケージを用いて「クリンスイ」ブランドで５年間の長期保存を実現する。また、河川などの護岸に使う土壌侵食防止ブロックマット「ゴビマット」は地面に直接敷設でき、施工効率を大幅に向上させる。他に貯水槽や地下水膜濾過システムなども展示する。

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【文化シヤッター／ゲリラ豪雨向け止水製品３種】

文化シヤッターは３種類の止水製品を出展する。駐車場や建物の入り口に設置する「浮力起伏式止水板＝写真」は、ゲリラ豪雨などで水位が急上昇した際に、水の浮力だけで止水パネルが自動で起立する。開口部に合わせて簡単に設置できるアルミニウム製止水板「ラクセット」や、浸水高さ３メートルの水圧荷重に耐えられる止水ドア「アクアード」も展示する。いずれも水槽を使った止水実験を行い、来場者に性能をアピールする。

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【防災科学技術研究所／地震・気象災害、能動的に軽減】

防災科学技術研究所が紹介するのは２種類。一つ目は戦略的イノベーション創造プログラム（ＳＩＰ）の「レジリエントな防災・減災機能の強化」（イメージ）。その研究成果の一つ「リアルタイム地震被害推定情報」も展示する。二つ目は「攻め」の防災に向けた気象災害の能動的軽減を実現するイノベーションハブで、気象災害の早期予測技術をコアとして、ステークホルダーとの連携により地域特性・利用者ニーズに応じた予測情報システムの社会実装を実現する。