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[ 科学技術・大学 ]
(2018/8/5 05:00)
【ワシントン=時事】米航空宇宙局(NASA)は3日、米企業のボーイングとスペースXが開発した宇宙船に搭乗する飛行士9人を発表した。民間開発の宇宙船による本格的な有人宇宙飛行は初。2019年の試験飛行を目指すが、必要な認証の遅れのため先延ばしされる可能性もある。
11年のスペースシャトル退役後、米国は国際宇宙ステーション(ISS)への要員輸送をロシアのソユーズ宇宙船に頼っていた。NASAのブライデンスタイン長官は、飛行士発表に当たり「11年以来初めて、米国人飛行士を米国製ロケットで米国土から打ち上げることになる」と意義を強調した。
打ち上げられるのはNASAの現役飛行士8人と、元飛行士で現ボーイング社幹部の1人。このうち2人はスペースXの宇宙船「ドラゴン」、3人はボーイングの宇宙船「スターライナー」にそれぞれ搭乗して試験飛行に臨む。
残る4人は試験飛行後の本格ミッションとして、ドラゴンとスターライナーに2人ずつ乗り込みISSを目指す。本格ミッションにはロシアなど他国の飛行士も加わる予定という。
(2018/8/5 05:00)