日東精工、ネジロボ新シリーズ発売 締め付け箇所2.5倍で多様な製品対応

(2023/9/7 05:00)

【京都】日東精工は多様な製品に対応するネジ締めロボットの新シリーズ「SR580/RC7000」を10月1日に発売する。ロボット1台当たりに登録できる加工対象物(ワーク)へのネジ締め付け箇所数を従来比2・5倍の100箇所、同ネジ締め付け条件数を同4倍の20件に増加。柔軟な設定により、ネジ本数の多い製品やネジ締め条件の異なる製品などに幅広く対応する。消費税抜き価格は255万円から。月間25台の販売を目指す。

ロボットは制御軸数が同時2軸の「SR580Yθ」と同時3軸の「SR580Yθ―Z=写真」の2機種を用意し、それぞれにコントローラー「RC7000―S」やネジ供給装置などが付属する。ロボットには、ネジ締め位置から離れた位置に下降して一度停止し、ネジ締め位置上空に移動する2段階動作を追加。真上からアプローチしづらいネジ締め位置でも締め付けが可能となり、ワーク破損の可能性を低減した。

またロボットのサーボモーターにはバッテリーレスのエンコーダーを採用。バッテリー交換が不要となり、メンテナンス性向上と管理コストの低減を実現した。

(2023/9/7 05:00)

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