海洋生分解性バイオマスプラの酢酸セルロース樹脂「NEQAS(R) OCEAN」

シート成形グレードを確立　ブリスターパックにて用途開拓

株式会社ネクアス(本社：福井県坂井市、代表取締役：角谷雅和、以下：「ネクアス」)は、海洋分解性を有する酢酸セルロースを使用した透明性の高い生分解性バイオマスプラスチック成形材料「NEQAS(R) OCEAN」のシート成形グレードを確立致しました。従来の生分解性材料よりも優れた透明性を有していることから、ブリスターパックにて化粧品、生活雑貨、文具などあらゆる分野のパッケージ資材を中心に販路開拓を進めてまいります。持続可能な未来に向けてNEQAS(R)OCEAN は、高いリサイクル特性を有していることから、リニューアブル（再生可能素材の導入）やリプレイス（代替素材の導入）に大きな期待が持たれています。






【1.透明性の高いNEQAS(R)OCEAN ペレット】




NEQAS(R)OCEAN は土壌分解はもちろん海洋分解性を有する酢酸セルロースをベースとした非常に透明性の高いペレットになります。
生分解性樹脂の課題であった連続成形加工性も非常に優れており、射出成形やブロー成形など様々な成形用途で使用されています。今回、新たにシートグレード樹脂を確立致しました。





【2.シート成形加工を樹立】




シートグレード樹脂において、200mm幅～最大600mm幅でのシート成形加工が可能となりました。また、ペレットの特徴でもある抗菌性も有しており、ブリスター、真空成形などの成形方法で様々な用途展開が見込まれます。


　　　　　　　　　　　　　　


【3.NEQAS(R)OCEAN シートからブリスターパックに】




透明性の高いシートからブリスターパックを連続で成形することが可能になりました。また、酢酸セルロース特有の酢酸臭もほとんど気になりません。化粧品や日用雑貨など日々捨てられることの多いパッケージ包装資材などで生分解性を有するNEQAS(R)OCEAN は大いに期待されています。



NEQAS(R) OCEANの製造技術


ネクアスのコンパウンド技術「SANTECH-BIO」は、酢酸セルロースにバイオマス由来の添加剤を組み合わせた
複合材料の製造を可能とし、先に確立した射出グレードと共に生分解性樹脂の課題である加工性、生産性を向上し
たペレット製造を可能としております。
　　　　　

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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000070568.html