ザイトロニック社の技術を導入した新しい自動券売機が、英国の鉄道網に設置

タッチテクノロジのイノベーターである英ザイトロニック（Zytronic、本社：英ニューカッスル、CEO：マーク・ケンブリッジ、以下：ザイトロニック）は、英Govia Thameslink Railway (GTR) がガトウィック空港に設置し、試験運用を開始した同社のタッチスクリーン技術を導入したキオスク（自動券売機）が、現在、英国の鉄道網の他の駅に設置され始めていると、発表しました。これは、セルフサービス決済業界のリーダーである Evoke Creative と Worldline が開発した、新しい券売機（TVM）用の画期的な対話型タッチスクリーンです。

英国で最も多忙な鉄道会社のひとつであるGTRは、大きなフルスクリーンインタフェースを持つTVMのデザインを探していました。その際に、利用者が経路に応じた適切なチケットを選択・購入できることも重要な要件でした。

Worldlineの決済ソリューションの専門知識とEvoke Creativeのキオスクデザインのノウハウが融合した新しいTVMは、鉄道利用者のチケット購入体験を向上させるというウィリアムズ・シャップスの鉄道戦略プランをサポートします。清掃しやすい80インチ（対角）の細長い一枚ガラスは、TVMの2つの大型ディスプレイを保護するとともに、キオスクの洗練された外観を実現しています。トップスクリーンには旅行情報などのターゲットコンテンツがあり、他のコンテンツとして、画面下部にチケットの選択や購入のためのタッチ画面があります。

ザイトロニックとその英国パートナーであるDisplay Technologyが選ばれた理由は、ザイトロニックが投影型静電容量式タッチセンサーを顧客の要求と仕様に合わせてカスタマイズできること、そしてその信頼性が高く評価されたからです。また、製品開発の初期段階での少量生産に積極的であったことも、決定の重要なポイントになりました。さらに、Evokeが既存の無人発券機のアプリケーションでザイトロニックのタッチテクノロジの性能に非常に満足していたことも、この契約を成立させた要因です。

これらのTVMは主に監視されていないため、その細長い表面には厚さ6mmの熱強化ガラスが使用されており、最適な耐破壊性を実現しています。このガラスは、英国にあるザイトロニック社の製造工場でカスタム加工・印刷されたものです。ザイトロニックのZyBrid(R)タッチテクノロジと特許取得済みのZXY500マルチタッチコントローラを採用しており、2つあるビューイングエリアの下部のみインタラクティブなタッチ画面となっています。スマートフォンのタッチスクリーンと同様に、TVMのインタラクティブ領域はミリ秒単位の高速かつ正確なタッチ応答を実現し、ユーザーは手袋をしたままでもチケット購入ソフトを簡単に操作することができます。

GTR のコマーシャル・ディレクターであるデイビッド・ゴナール（David Gornall）氏は次のように述べています。「これらの新しいセルフサービス式券売機は、鉄道の顧客体験を向上させるという GTR のコミットメントを示すものです。画面の顧客体験と購入フローは、ウェブエクスペリエンスと整合性が取れており、鉄道の窓口業務を一歩前進させるイノベーションとなるでしょう」

お客様の最新のプロジェクトニーズについて相談されたい場合、または当社のタッチスクリーン技術について詳しく知りたい場合は、[e-mail]へお問い合わせください。ザイトロニックのマルチタッチセンサー技術の詳細については、www.zytronic.co.uk/technology/multi-touch/　をご覧ください。


Worldlineについて
Worldline（Euronext: WLN）は、決済業界のグローバルリーダーであり、加盟店、銀行、アクワイアラに選ばれているテクノロジーパートナーです。40カ国にいる18,000人の従業員が、持続可能で信頼性の高い革新的なソリューションを提供し、顧客の成長を支援しています。Worldlineが提供するサービスには、店舗およびオンラインの商業アクワイアリング、安全性の高い支払い取引処理、多数のデジタルサービスなどがあります。2021年にWorldlineは約40億ユーロの収益を上げています。

Evoke Creativeについて
Evoke Creativeは、2003年にプロダクトデザインスタジオとして設立され、現在ではヨーロッパと北米に拠点を持つ、本格的なソリューション製造・販売企業へと成長しています。迫力のあるデジタルサイネージや、屋内外のLEDタイルディスプレイ、大型ビデオウォール、セルフサービスキオスク、クリック＆コレクト、RFIDソリューションなど、Evokeはマクドナルド、Vue Cinema、JD Sportsなどの世界的なブランドに対して、最も没入感のあるエンドツーエンドの顧客体験を可能にしています。

Display Technologyについて
Display Technologyは、プロセスのあらゆる段階で市場をリードするサービスに支えられた、ディスプレイと組込みコンピューティングにおける最新の技術革新を提供します。2001年に設立されたディスプレイ・テクノロジーは、2016年にFortec Elektronik AGグループの一員となりました。Fortecグループは、2つの大陸で事業を展開しており、年間売上高は約8800万ユーロです。同グループには、ドイツで新製品を開発する完全な研究開発部門と、4つの異なる生産施設を持つエンジニアリングチームがあります。これらの拠点では、タッチスクリーンを追加するだけで、TFTに付加価値を与えることができ、完全なモニターを構築することも可能です。詳細については、displaytechnology.co.ukをご覧ください。

ザイトロニックについて
ザイトロニック・ディスプレイ社の国際的に賞を受賞したタッチセンサーは、ATM、デジタルサイネージ、セルフサービスキオスク、ゲーム機、および産業用や医療用OEM（相手先ブランド供給業者）などの領域でグローバルに使用されています。同社の成功は、85インチ以上のカスタムデザインで提供できる、特許取得済みの耐久性の高いタッチセンシングテクノロジーに基づいています。ザイトロニックのタッチパネルは、Zypos(R)、 Zybrid(R)、Zytouch(R)、Zyfilm(R)、Zyprofilm(R) の登録商標で提供しています。ザイトロニックは英国のニューカッスルにある製造およびR＆Dセンターに加えて、東京、台北、フロリダ州オーランドに営業所を置き、代理店の世界的なネットワークを持っています。詳細は当社Webサイトをご参照ください（www.zytronic.jp）。

記載された登録商標または商標は、それぞれの保有者にその権利が帰属します。

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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000040145.html