企業リリース Powered by PR TIMES

PR TIMESが提供するプレスリリースをそのまま掲載しています。内容に関する質問 は直接発表元にお問い合わせください。また、リリースの掲載については、PR TIMESまでお問い合わせください。

デル・テクノロジーズ、「楽楽販売」「楽楽明細」などのクラウド サービスを展開するラクスのサービス基盤に「Dell VxRail」を提供し、インフラコストを大幅に削減

(2023/4/25)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:デル・テクノロジーズ株式会社

デル・テクノロジーズ、「楽楽販売」「楽楽明細」などのクラウド サービスを展開するラクスのサービス基盤に「Dell VxRail」を提供し、インフラコストを大幅に削減

~I/O性能は最大200万IOPS以上を発揮し、ラックスペースを15台から2台に削減~


デル・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 俊彦、以下、デル・テクノロジーズ、URL:https://www.dell.com/ja-jp )は、株式会社ラクス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中村 崇則、以下、ラクス、URL:https://www.rakus.co.jp/)が提供する特定業務ソリューション「楽楽シリーズ」のインフラ基盤にハイパーコンバージドインフラ(以下、HCI)「Dell VxRail」(以下、VxRail)を提供し、インフラコストを大幅に削減できたことを発表しました。


■「VxRail」採用の理由:
ラクスの「楽楽販売」「楽楽明細」向けのクラウド サービス基盤は、データベース等の高負荷なアプリケーションが多数存在しているため、物理サーバー ベースで、複雑に構成されていました。ラクスでは、上記の課題を解消すべく、両サービス基盤の仮想化を決断しました。その際、ノード単位で容易に環境を拡張でき、サービス基盤とも親和性の高いアーキテクチャーであるHCIの「VxRail」が候補に浮上しました。


今回、ITインフラの仮想化の対象となった「楽楽販売」は、DB処理が多くI/O負荷も重いため、性能面での問題が懸念されていました。これに対して、「VxRail」のVMware vSAN機能が、より高速・低遅延な通信を可能にする「RDMA(Remote Direct Memory Access)」をサポートする点や、キャッシュにNVMeを搭載するなど、大幅なパフォーマンス強化が図られている点が評価され、両サービスの仮想化が実現できると期待されました。

ラクスでは、「VxRail」導入に先立って、実機を用いた事前検証を実施しました。本番環境を想定した性能テストを行ったところ、I/O性能は最大で200万IOPS以上を発揮、システム要件として想定している約50万程度のIOPSも1ミリ秒という低遅延で安定したI/O処理を確認しました。この結果は、ラクスの想像を超えるパフォーマンスで、これまでHCIには不向きだと考えていたDBシステムにも十分適用できることを確信し、「VxRail」の採用にいたりました。

その第一弾として、「楽楽販売」用に7ノード、「楽楽明細」用に9ノードの「VxRail」が採用されました。実際の構築作業においては、高品質なインフラを短期間で構築することができ、ここでは、デル・テクノロジーズによるサポートの確実な進行管理も、高く評価されました。

■導入の効果:
これまで仮想化環境では、大規模DBなどのミッション クリティカル アプリケーションの処理が苦手とされていましたが、RDMA等の先進技術の活用により処理に耐え得る高I/O性能を確保している「VxRail」上で稼働させたことで、大幅なコスト削減を実現できました。具体的には、「楽楽販売」が使用していた15ラック分のスペースが、わずか2ラックに収まると同時に、これによってデータセンターの場所代や電気料金などのコストも大幅に削減でき、サービスの収益性をより高めることが期待できます。

さらに、運用管理や障害対応等に伴う作業負担を大幅に軽減することにも成功しました。特にインフラを拡張するスピードは、飛躍的に向上しました。ファームウェアやVMware vSphereのアップデート作業が各段に容易になり、それらの作業を約1カ月から1日に短縮することができました。

■今後の展望:
ラクスは、より良いサービスの実現に向け、今後も環境改善を継続的に推進していきます。その一環として、「VxRail」とVMware vSphere/ VMware vSANの最新機能を積極的に活用していく考えで、特に、新たにサポートされた「DPU(Data Processing Unit)」や「vSAN ESA(Express Storage Architecture)」などの機能に注目しています。これらを用いれば、インフラの性能や集約率をさらに高められ、さらなるコスト削減も見込めます。また、サービス インフラの開発においては、コンテナ技術の活用も今後に向けた重要なテーマとしており、「VMware Tanzu」の導入も前向きに検討しています。デル・テクノロジーズは、先進的なITサービスで顧客企業への貢献を目指すラクスを引き続き支援していきます。


■システム構成図:



■株式会社ラクスについて:
ラクスは、「ITサービスで企業の成長を継続的に支援します」というミッションを掲げ、企業の業務効率化等に貢献するさまざまなクラウドサービスの提供を通じてデジタル化を継続的に推進し、企業の成長と、そこで働く人々の幸せに貢献することに取り組んでいます。

■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。

# # #

(C) Copyright 2023 Dell Inc.、その関連会社。All Rights Reserved.
Dell Technologies, Dell, EMCおよびDell EMCが提供する製品及びサービスにかかる商標は、米国Dell Inc. 又はその関連会社の商標又は登録商標です。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ

※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

Journagram→ Journagramとは

おすすめコンテンツ

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい空気圧の本

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい空気圧の本

技術士第一次試験「機械部門」専門科目過去問題 解答と解説 第9版

技術士第一次試験「機械部門」専門科目過去問題 解答と解説 第9版

誰も教えてくれない製造業DX成功の秘訣

誰も教えてくれない製造業DX成功の秘訣

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン