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[ 科学技術・大学 ]
(2015/11/30 05:00)
慶応義塾大学理工学部の山中直明教授らの研究チームは、モノのインターネット(IoT)時代に向け、センサーデータなどを取引するための仕組み(プラットフォーム)を開発した。匿名性を確保しながら認証や課金などの商取引を自動で行う。大量のデータを安全かつ効率的に売買する新たなビジネスモデルになる。12月4日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開く慶応科学技術展「第16回慶応テクノモール」で発表する。
開発したIoT取引のプラットフォームは、山中教授が提唱する、電力の需給を調整する仮想電力会社(EVNO)の仕組みを応用する。サーバー上に仮想的な仲介会社を設け、独自のアルゴリズムで必要なデータを探し出す。その上で、データを提供可能な人とデータを購入したい人とを自動でマッチングさせる。
商品の取引とは異なり、データの取引は扱う単位が小さい。「温度センサーのある時間帯のデータがほしい」といった時間的...
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(2015/11/30 05:00)
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- 慶応義塾大学はモノのインターネット(IoT)時代に向け、センサーデータなどを取り引きするための仕組み(プラットフォーム)を開発した。大量のデータを効率的に売買するビジネスモデルとして期待される。