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[ 機械 ]
(2016/3/24 05:00)
反転時機うかがう
建設機械業界が新たな時代に入った。中国経済が減速し、巨大市場にかつての勢いが戻ることはない。その影響で、新興国の鉱山機械需要の落ち込みも続く。市場環境の大幅な変化で、建機メーカー各社は戦略変更を余儀なくされている。モノのインターネット(IoT)時代を見据え、新たな成長への模索も始まっている。
■「今年も厳しい」
「2016年もまだまだ厳しい」(大橋徹二コマツ社長)―。中国市場の先行きを危ぶむ声は依然強い。一大商戦の春節明けも、「昨年と似たようなもの」(同)と芳しくない模様だ。
15年の中国市場は、振るわなかった14年に輪をかけて落ち込んだ。需要の4割が集中するとされる春節明け商戦が不発に終わり、2月の需要は前年実績の2割に急落。以降も5割ほどと大きく低迷した。
地方政府が財政難で工事を進められ...
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(2016/3/24 05:00)
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