[ 環境・エネルギー ]

羽田空港にバイオジェット燃料導入−官民検討委

(2016/8/9 05:00)

航空業界や石油業界、国土交通省など官民で構成する「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けたバイオジェット燃料の導入までの道筋検討委員会」は8日、東京都内で第3回会合を開き、バイオジェット燃料の導入先を羽田空港とする方針を明らかにした。17年3月までに燃料の種類や供給量についての見通しもまとめ、18年3月には貯蔵タンクなどの設備の整備計画を決める。

バイオジェット燃料は木材や藻類を由来とする航空機用燃料。石油燃料と混ぜて使う。航空会社の意向などを踏まえ、羽田空港での導入を決めた。

会合では20年時点の同燃料の国内生産量は最大でも年間1500キロリットル程度と、スケールメリットによる価格低減に必要な量の1割以下にとどまる見通しも明らかにした。

サプライチェーンの計画では空港内の共同タンクの設置を想定してきた。ただ、認証手続きが間に合わない場合は、同燃料を積んだ専用車が公道で空港に移動し、航空機に直接給油する体制を整える方針を示した。

国産バイオ燃料の普及に必要な低コスト化技術やインフラの整備が整うのは25年以降の見通し。これに先駆けて小規模でも国内で製造から貯蔵、出荷までのサプライチェーンを20年までに整えるため、検討委員会が15年7月に設置された。

(2016/8/9 05:00)

関連リンク

総合3のニュース一覧

おすすめコンテンツ

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン