[ 金融・商況 ]
(2016/12/30 16:30)
日本取引所グループ(JPX)は30日、東京証券取引所で2016年最後の取引となる大納会を終えた。日経平均株価の終値は前日比30円77銭安の1万9114円37銭で、今年1年の上げ幅は80円66銭。英国の欧州連合(EU)離脱騒動や米国大統領選挙で乱高下した今年の相場は、終わってみるとバブル期以来となる5年連続上昇だった。
取引終了後のセレモニーには、抽選で選ばれた一般参加者や証券業界関係者、今年IPO(新規株式公開)した企業の経営者などが参加。JPXの清田瞭グループCEO(最高経営責任者)は、あいさつで1年を振り返り、「東証一部の上場企業が2000社を超えた。日本企業の成長の表れ」と今年の相場を総括した。
リオデジャネイロ五輪金メダリストである女子レスリング選手の伊調馨さんとゆるキャラの「くまモン」が鐘を5回鳴らした後、参加者全員で手締めを行い、17年の相場活況を祈った。
(2016/12/30 16:30)