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[ 医療・健康・食品 ]

京大、がん治療装置を開発−核ガンマ線画像化測定技術の実用化で会社設立

(2017/3/21 05:00)

京都大学大学院理学研究科の谷森達教授らは、核ガンマ線法画像化測定技術(ETCC技術)を活用するため、京都Space Gamma(京都市左京区)を設立した。ホウ素を用いた中性子治療(BNCT)用加速器を手がける福島SIC応用技研(福島県楢葉町)と共同で設立。両者の技術を組み合わせ、がんの診断と治療が1台でできる装置を開発し、3年後の臨床応用実現を目指す。

同装置では、がん細胞に集積するホウ素薬剤を患者に投与し、低エネルギーの中性子を照射することでがん細胞を破壊する。

薬剤内のホウ素同位体が中性子を吸収するときに発生するガンマ線を計測することで、ホウ素薬剤の体内分布を確認。中性子の照射位置や量を制御する。薬剤が集中しない正常細胞の破壊を避けられるため、安全性が高い。陽子線や重粒子線による治療では難しかった転移がん細胞も治療が可能になる見通し。

高精度の放射線可視化装置の製品化にも取り組む。例えば、放射線汚染地域の除染や原子力施設用画像モニタリングなどでの需要を見込んでいる。

(2017/3/21 05:00)

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