[ 機械 ]
(2017/7/5 05:00)
【京都】村田機械は加工手順、ワーク(加工対象物)の向きなどの画像をプレスブレーキの前面に表示する作業者支援システムを載せたプレスブレーキ「BB6020S=写真」を12日に発売する。熟練技能者の減少や人手不足の中、経験の少ない作業者でも正確な加工を効率的に行えるようサポートする。消費税抜きの価格は2300万円。板金加工業向けに年10台の販売を目指す。
加圧能力55トンで、曲げ長さは2100ミリメートル。作業者支援システム「ウィデーレ」は、プレスブレーキ前面をタッチスクリーンとして使用し、原寸大の展開図と、図面ファイルの「DXFデータ」を表示できる。加工時は作業手順をアニメーションで表示する。ワークの曲げ順、裏表、ハンドリングなど、アニメーションで確認しながら作業ができる。画面タッチで、画像の拡大や縮小も可能。加工時に通知音や、警告音も出せる。
金型交換時には、実際の金型取り付け場所の上部に、原寸大の金型形状のイラストを表示する。多品種少量生産で、段取り替えが多い場合でも、金型と表示したイラストを照らし合わせ、間違いなく取り付けられる。
今後、ウィデーレは、同社のプレスブレーキシリーズに順次搭載していく。
(2017/7/5 05:00)