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[ 科学技術・大学 ]
(2018/2/26 05:00)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」から超小型衛星の放出事業を民間委託するため、事業者候補の公募を始めた。企業や大学などから寄せられた事業計画をJAXAが評価し練り直した上で、事業者として決定する。募集期間は4月6日まで。きぼうの利用事業を民間に開放することで、拡大する超小型衛星放出市場に対応する。
今までJAXAが実施してきた市場調査や利用者への営業活動などを事業者が運営する。打ち上げと放出に関しては事業者がJAXAへ委託する。
JAXAは安全審査過程の改善や衛星の放出能力増強などの技術開発を担い、2018年度中をめどに運用準備などのノウハウを事業者に移転する。JAXAは人的資源を研究開発に集中的に投入できるメリットがある。
衛星事業の対象となる事業者は企業や大学などの国内法人だが、実施体制に海外企業を含むことも可能。契約期間は18年度から24年12月末までの約7年間。20年度末に事業者の受注状況に関する中間評価を行う。
きぼうはロボットアームとエアロックを併せ持ち、これまでに200機以上の超小型衛星を放出している。
(2018/2/26 05:00)
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