【電子版】USスチール、休止工場再開へ 輸入制限発動方針で

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  トランプ大統領と会談するUSスチールのブリットCEO（右）（1日、ワシントン＝ブルームバーグ）

　【ニューヨーク時事】米鉄鋼大手ユナイテッド・ステーツ・スチール（USスチール）のブリット最高経営責任者（CEO）は7日、トランプ大統領が鉄鋼などの輸入制限を発動する方針を示したことを受け、中西部イリノイ州の休止工場を再開させる考えを明らかにした。CNBCテレビとのインタビューで語った。

　ブリットCEOは同工場の稼働休止について、「不公正な貿易慣行」による輸入品の流入が理由だと説明。「（同工場の）500人の従業員に職場に戻るよう伝えられることに非常に興奮している」と述べた。

　一方、自動車大手ゼネラル・モーターズ（GM）のバーラCEOは同テレビで、輸入制限による同社への影響は「小さい」と指摘。鉄鋼の90％とアルミニウムの大半を米国内で調達していると強調し、「（影響を）十二分に相殺できる」と語った。