[ トピックス ]
(2018/6/26 05:00)
NTTドコモは、大阪府北部を震源とする地震発生から約6時間後の18日14時の大阪市中心部の人口が、平時(5月21日)と比べて約50万人少ない約75万人だったとする調査結果をまとめた。各基地局のエリアごとに所在する携帯電話の台数を基にエリア別の人口を推計する「モバイル空間統計」を用いた。
一方で、主に大阪府北部に滞留している人が多かった。通勤・通学が困難になった人たちが滞留していたためとみている。大阪府外に住む人たちが大阪府内に流入する人口も地震直後の8時から平時に比べ少なくなり、ピーク時の14時には平時より約30万人減った。
ただ、18時以降の帰宅時間帯の大阪市中心部の人口はなだらかに減少していることから、地震により大阪市中心部に夜間滞留せざるを得なかった人口の規模は限定的とみられる。
携帯電話のネットワークはいつ、どこでも電話やメールを利用できるように、各基地局のエリアごとに所在する携帯電話を把握している。モバイル空間統計は、この仕組みを利用して携帯電話の台数を集計し、ドコモの携帯電話普及率を加味してエリアごとの人口を推計している。
大阪府北部地震 発災当日と平常時の人口分布推移の比較動画(docomo Official)
(2018/6/26 05:00)