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[ 環境・エネルギー ]
(2019/1/7 05:00)
【ロイター時事】米カリフォルニア州の電力大手PG&Eは、一部もしくは全事業の破産申請を検討している。関係筋が4日明らかにした。同社は2018年と17年に発生した大規模な山火事に関連して、数十億ドルもの負債に直面している。ガス部門の売却も検討しているという。
複数の関係筋によると、破産の申請は確定していない。PG&Eは山火事関連の負債を顧客のコストに転嫁することを認める法律によって支援を受ける可能性もあるが、破産手続きの準備が行われている。同社は4日時点で、DIPファイナンス(事業再生融資)の交渉を避けている。
時価総額127億ドル(1兆3800億円)のPG&Eの株価は4日、この報を受け時間外取引で30%下落した。PG&Eは昨年11月、昨年のカリフォルニア州北部の火事の原因が同社送電線などの設備にあることが判明すれば、保険のカバーを超える相当な負債を抱える恐れがあると説明していた。
(2019/1/7 05:00)