JR東海、「水素で走る鉄道」開発状況公開

(2023/12/18 17:00)

  •     車両走行装置では台車に模擬車体を載せ試験が行われていた

【名古屋】JR東海は18日、7月から着手した水素を動力とした鉄道車両開発の現状を報道陣に公開した。燃料電池と水素エンジンの2種類の動力を検討しており、山間部の路線も走れる出力300キロワット以上に引き上げた上で鉄道車両としての実用化を目指す。技術開発部の田中英允チームマネージャーは「地上のインフラ設備も考えると、(完成は)10―20年はかかるのでは」と説明する。

  • 燃料電池(左)と水素エンジン

模擬走行する試験装置に加え、実験中の燃料電池と水素エンジンを公開した。燃料電池の最高出力は80キロワット、水素エンジンは141キロワットで、車両として実用化する際にはどちらかに絞る。田中チームマネージャーは「水素をどのように供給するか、貯蔵するかといったインフラ設備も課題は多い」と語る。

(2023/12/18 17:00)

総合1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

誰も教えてくれない製造業DX成功の秘訣

誰も教えてくれない製造業DX成功の秘訣

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン