三井物産・JAXAなど、エアモビリティー管理基盤実証

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  　　　　実証実験はスクリーンに位置情報などを表示しながら行った

三井物産と宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）などは１６日、空飛ぶクルマや飛行ロボット（ドローン）などエアモビリティーの統合運航管理プラットフォーム（基盤）の実証実験を大阪府と兵庫県で行った。空飛ぶクルマを模したヘリコプターやドローン、ヘリコプターを飛行させ、位置情報や離着陸場映像などをスクリーンに表示し、同プラットフォームの運用を検証した。地震発生も想定し、着陸地変更の手順も確認した。

実験は２０２１、２２年度に続く３回目。機能拡張で新たに航空機管理システムや航空気象情報とも連携した。実験での離着陸場を複数に増やし、エリアを広げた。「航空業界以外からも参入しやすいプラットフォームを目指す」（三井物産）。

２５年大阪・関西万博で空飛ぶクルマが社会実装される見込み。高度１万メートル以下の空域でドローンなどと混雑が想定され、今後はビル風も含めた条件予測を検討する方針。