キリンがモーダルシフト強化 JR貨物・日通と連携、年8.4万トン分を鉄道・海上輸送

(2024/3/29 17:00)

  • トラック輸送分の年8万4000トンを鉄道輸送などにシフト(イメージ)

キリングループロジスティクス(東京都中野区、安藤弘之社長)とJR貨物、日本通運の3社は29日、4月1日から年約8万4000トン分のキリングループ製品の輸送を中長距離トラックから鉄道や船にモーダルシフトすると発表した。トラックは今後も不足が予想される近・中距離の輸配送に充てる。物流全体を効率化し、輸送力不足が懸念される「物流の2024年問題」に対応する。

3社で連携し、トラック中心の輸送体系から鉄道や内航海上輸送へのモーダルシフトを推進する。今回モーダルシフトする8万4000トン分の輸送量は、10トン車で約7000台分、5トンコンテナ換算で約1万7000個に相当する。また、二酸化炭素(CO2)排出量を年約3130トン削減できる。

最適な輸送体系の構築に向けて3社で連携し、鉄道輸送を中心とした輸送網の構築や、地方港を利用した内航輸送網の構築、鉄道と船の連携輸送、自然災害時の船による代替輸送対応、長期連休に対応できる輸送網の構築に取り組む。

(2024/3/29 17:00)

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