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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/9/29 05:00)
独ボッシュの日本法人、ボッシュ(東京都渋谷区、ウド・ヴォルツ社長、03・3400・1551)は28日、自動運転車のテスト車両を日本で初公開した。テスト車両はドライバーの監視下で運転責任を車両システムが担う「レベル3」の自動走行機能を持たせており、ボッシュ製のセンサーやカメラなどで周辺環境を高度に認識しながら自動で車線変更できる。2021年には高速道路上で完全自動運転を実現するシステムの量産化を計画する。
テスト車両はホンダのハイブリッド車(HV)「レジェンドハイブリッド」をベースに使い、自動運転の中核部品であるステレオカメラ、中・長距離ミリ波レーダーなどを搭載したもの。同日、女満別テクニカルセンター(北海道大空町)で行ったデモンストレーションでは、安全を確保した上で自動で車線を変更し、先行車両を追い越す機能を披露した。
独ボッシュはドイツ、米国に続き、15年10月から日本の高速道路で公道実験を始めた。日本ではこれまでに1000キロメートル以上を走行した。日本の道路事情を把握し、自動運転の技術開発や完成車メーカーへの提案に生かすのが狙い。
またボッシュグループ全体で、16年にドライバーを支援する各種センサーの売上高が10億ユーロに達する見通しを明らかにした。
(2016/9/29 05:00)
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