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[ 建設・住宅・生活 ]
(2017/2/16 05:00)
大成建設はヘッドマウントディスプレー(HMD)を用いて、遠隔地にいながら実際に搭乗している感覚で重機を操縦できる映像システム「T―iROBO Remote Viewer」を開発した。災害復旧工事のほか、遠隔から安全で効率的な作業が求められる建築・土木工事などで適用していく。
新システムは、重機に設置した左右の魚眼カメラで一度に前方の約220度までの広域映像を取得。専用通信機器で映像情報を送受信し、リアルタイムに重機から見たものと同じ映像をHMDに表示できる。重機の操縦者が見たい方向にHMDを動かすと、HMDに表示される映像も見たい方向に移動する。
従来の遠隔制御システムは、重機に取り付けたカメラや、重機を俯瞰(ふかん)する位置に設置したカメラが撮影した映像を、複数モニターに表示して重機を操縦。映像ごとの視点が変化するため、作業効率が著しく低下するなどの課題があった。
(2017/2/16 05:00)