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[ エレクトロニクス ]
(2017/3/16 05:00)
シャープは15日、2017年度中に亀山工場(三重県亀山市)で45型液晶テレビの全自動生産ラインを設置する方向で検討すると発表した。手作業の多い組み立て工程を自動化して国内向けテレビのコスト競争力を強化していく。45型パネルも内製する。18年の発売を目指す高解像度の「8K」テレビは栃木工場(栃木県矢板市)で開発し、栃木か亀山の工場に自動ラインを設置して生産する方針だ。
亀山工場は今後も国内向け大型テレビの生産を継続する。全自動ラインは45型以外のテレビ生産も視野に入れる。栃木工場は既存のテレビ生産を亀山や中国に移管し、テレビの開発・試作・サービスや、8Kテレビ事業に集中する。
シャープは電子デバイスやカメラモジュールを除く製品は、手作業の多い組み立て工程を親会社の台湾・鴻海精密工業グループに移管を進めている。一方、国内工場は自動化して生産を効率化することを基本方針としている。
(2017/3/16 05:00)