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[ 環境・エネルギー ]
(2017/9/13 05:00)
住友商事は12日、電車がブレーキをかけた際に生じる回生電力を電動バスに利用する実証実験をさいたま市で始めると発表した。余剰の回生電力を蓄電池にためて急速充電器で電動バスに使用し、二酸化炭素を全く排出しない「ゼロエミッション」の電動バスの運行を目指す。2017年度から19年度にかけて実証を行い、20年度の東京五輪までの商業化を目指す。
埼玉高速鉄道と協力し、さいたま市の浦和美園駅に蓄電池と供給電圧調整装置を設置。回生電力を蓄電池にためた後、電圧を調整してパンタグラフ接触式の急速充電器で電動バスに充電する。
5分以内の充電により同駅からJRさいたま新都心駅までの往復21キロメートルのシャトル運行に対応できるようにする。
蓄電池は東京大学発ベンチャーのエクセルギー・パワー・システムズ(東京都文京区)の製品を使用する。
(2017/9/13 05:00)