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[ 中小・ベンチャー ]
(2017/9/28 05:00)
【立川】アットマーク・インタラクティブ(東京都日野市、茂呂裕社長、042・595・8706)は、デジタル回路学習キット「Cube―D(キューブ ディー)」を10月1日から本格的に発売する。32ビットのマイコンを内蔵したブロックを基板に差し込むだけで地震警報器やシーケンス制御など70以上の電子工作が楽しめる。学校教育や企業の新人研修、電子工作が好きな個人層に提案し、月間100台の販売を目指す。
ブロックは、8ビット算術演算や周波数変換の機能を持ったマルチブロック、温度センサーブロック、加速度ブロック、モーターブロックの5種類と、配線だけのブロックが3種類ある。裏面の接点バネで基板と電気的に接続し、電源や信号が供給できる。
マルチブロックは19種類の機能があり、基板上のスイッチ操作で一つの機能を選択する。マイコン内のフラッシュメモリーに選択した機能を書き込むので、何度でも機能を選ぶことが可能。
土台となる基板は数値表示器やスピーカー、モードスイッチ、外部信号出力端子を搭載し、表面と裏面で最大48個のブロックが挿入できる。
Cube―Dの消費税抜きの価格はブロック6個と基板をセットにした基本モデルが7800円、ブロック24個と基板セットの標準モデルが2万2800円。ブロック単体の販売も行う。今後は音センサーや無線操作のブロックの販売を予定している。
アットマーク・インタラクティブは電子商取引(EC)サイトの「アマゾン」で2月に発売し、販売好調なことから、今回増産体制を構築し、販路拡大を視野に売り上げ増を目指す。
(2017/9/28 05:00)