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[ 商社・流通・サービス ]
(2017/10/6 05:00)
豊田通商と近畿大学は5日、卵から成魚まで人工育成する完全養殖クロマグロ「近大マグロ」の海外輸出を本格的に始めると発表した。まずは今月以降、香港や台湾、シンガポールやベトナムといった東南アジアを中心に冷蔵での空輸を開始。2020年に約2000匹の輸出を目指す。
近大発の稚魚を使った完全養殖ブリの輸出も併せて実施。和食ブームで水産物需要が拡大するアジア地域で、資源を損なわない完全養殖魚の市場を開拓する。
豊田通商と近大は10年にクロマグロの完全養殖に関する技術協力で提携。14年からは長崎県五島市にある豊田通商の施設で育成するマグロを「近大マグロ」として生産・販売している。近大マグロの直近の生産量は年間3500―4000匹。
(2017/10/6 05:00)