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[ 建設・住宅・生活 ]
(2017/10/20 05:00)
大林組は19日、鉄骨の建築物で使う柱と梁(はり)の溶接作業について、「現場ロボット溶接工法=写真」を開発したと発表した。柱と梁に関するすべての溶接作業を自動化した。作業効率は溶接技能者の1・5倍程度向上する。技能者によってばらつきがあった品質も安定する。JR東日本の品川新駅(仮称)の新設工事で適用を始めた。
新開発の工法は、梁として使うH形鋼の真ん中部分と、柱の溶接を実現した。従来の溶接ロボット工法の電流や電圧といった溶接条件を見直し、溶接時の動作などを改良した。
1人の技能者がロボットを2台稼働させた場合、単位時間あたりの溶接量は技能者の1・5倍で、省人化できる。品川新駅の工事で鉄骨梁の溶接に適用し、品質を確認した。鉄骨柱の継ぎ手の溶接作業は、すでにロボットによる自動化を実現している。
(2017/10/20 05:00)