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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/10/25 05:00)
カナダに進出する日系自動車産業の業界団体であるJAMAカナダのデイビッド・ウァーツ専務理事(写真)は24日、日刊工業新聞社の取材に応じた。ウァーツ氏は現在、再交渉中の北米自由貿易協定(NAFTA)で米側が自動車の関税撤廃の条件として米国産部材の50%使用を求めていることに関し、「とても受け入れられない」と反対の意向を示した。その上で「既存のNAFTAは十分機能している」と発言。現状維持が望ましいとした。
ウァーツ氏は仮に米国産部材の50%使用が原産地規則に盛り込まれた場合、「関税撤廃で得られるコストメリットが消失する」と指摘。自動車メーカーはNAFTAを利用するよりも「米国が完成車に適用する2・5%の関税を払った方が得策だと考えるだろう」との見解を示した。
米国のトランプ大統領が、メキシコの反対でNAFTAの再交渉が決裂した場合、カナダと2国間の自由貿易協定(FTA)も選択肢としていることについては「2国間はありえない。3カ国が望ましい」と語った。理由として「メキシコにはカナダの自動車部品メーカーが60社以上進出している」と強調。「サプライチェーン(部品供給網)に影響が出る」と述べた。
(2017/10/25 05:00)
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