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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/10/30 05:00)
【神戸】神戸製鋼所は製品データ改ざん問題に揺れる中、31日に神戸製鉄所(神戸市灘区)の高炉を停止する。高炉跡地を利用し石炭火力発電所を増設する計画だ。ただ、一連のデータ改ざん問題による信頼の揺らぎから、環境影響評価(アセスメント)の進捗(しんちょく)が滞るなど、建設計画への影響が懸念される。
神鋼は神戸製鉄所内に石炭火力発電所2基を建設し、1基目は2021年度、2基目は22年度の運転開始を目指す。合計出力は130万キロワット。
周辺地域への影響や対策をまとめた準備書を7月に経済産業省や兵庫県に提出していたが、製品データを改ざんしていたコベルコ科研(神戸市中央区)が調査に関わり、再度のデータ確認が求められている。
兵庫県の井戸敏三知事は、現時点でスケジュールへの影響はないとしつつ「万一データ確認が遅れると、来年1月に知事意見が出せなくなる」と、発電所計画が滞る可能性を示唆する。神鋼広報室は「多くの宿題を仰せつかった。信頼回復に努める」とし、社を挙げて再検証に取り組む。
(2017/10/30 05:00)
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