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[ 環境・エネルギー ]
(2017/11/7 05:00)
IHIは6日、タイで微細藻類を使ったバイオジェット燃料の実証実験を行うと発表した。神戸大学と共同で微細藻類の育成や回収・乾燥など、生産技術や量産に向けた課題を検証する。同国サラブリ県に、微細藻類の培養地(面積1万平方メートル)を含むプラントを整備する。20年の東京五輪で、バイオジェット燃料を一部使用した航空機の試験飛行を検討。30年の商用化を目指す。
実証は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業として実施する。現地セメント大手のサイアム・セメント・グループが所有する敷地にプラントを建設する。試験期間は2017年度から18年度までの2年間とした。
IHIは15年度に鹿児島市の七ツ島で、屋外での大規模培養(面積1500平方メートル)に成功。今回、タイで規模を拡大した実証に乗り出し、安定的な長期連続運転や製造コスト低減に向けた手法の確立を目指す。
(2017/11/7 05:00)