[ 政治・経済 ]
(2017/12/23 12:30)
天皇陛下の84歳の誕生日を祝う一般参賀が23日、皇居で行われ、陛下は「晴れ渡った空の下、誕生日に当たり、皆さんの祝意に深く感謝いたします」と述べられた。
陛下の退位が2019年4月30日に決まって以降、皇居での一般参賀は初めてで、誕生日の一般参賀は来年が最後となる。宮内庁によると、午前中だけで4万5900人が訪れ、天皇誕生日の参賀者としては即位後最多となった。
陛下はあいさつで、「台風や豪雨により被害を受けた地域の人々、また東日本大震災など過去の災害によりいまだ不自由な生活を送っている人々のことを深く案じています」と気遣い、「来(きた)る年が国民皆にとり少しでも穏やかな年となるよう願っています」と話した。
陛下は午前中に計3回、皇后さま、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と長女眞子さまと一緒に、宮殿・長和殿のベランダに姿を見せた。陛下は集まった人々に笑顔で手を振り、祝意に応えていた。
午後には宮殿で祝宴が開かれ、皇族方や安倍晋三首相らが出席。夕方からは二重橋などのライトアップが行われる。(時事)
(2017/12/23 12:30)