[ 自動車・輸送機 ]

【電子版】トヨタ子会社の米TRI、CESに新型自動運転車両を出展(動画あり)

(2018/1/5 11:30)

  • TRIの「プラットフォーム3.0」(いずれも同社提供)

  • 屋根部分に搭載されたライダーユニット

トヨタ自動車の人工知能(AI)開発子会社である米トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)は4日、米ラスベガスで9日開幕する「CES 2018」に自動運転の新型研究車両「プラットフォーム3.0」を出展すると発表した。車両の周囲360度をカバーし、200メートル先まで検知する光レーダースキャナー(ライダー)を採用。それまで屋根の上に大きく張り出していたライダーの高さを抑えつつ、外観デザイン面でも工夫を凝らしたという。

これまでのTRIの自動運転車両では、今回と同じく米ルミナー製のライダーを採用していたが、前方のみの検知だった。それに対しプラットフォーム3.0ではルーフトップの前後左右に同社製の高精細ライダーを計4個搭載。これまで検出が難しかった黒ずんだ物体まで認識できる上、前後のバンパーや前輪近くの左右のフェンダーなどに埋め込んだ短距離用ライダーで、路上の小さい物体や子供を検知できる。

デザイン面ではサンルーフの空間を活用してライダーやカメラのユニットをコンパクトに収納。バケツのような大型のライダーが屋根の上で回転する自動運転車の武骨なイメージを一新した。センサー格納部の外観も流線形にし、すっきりとした優雅な外観に仕上げた。

「レクサス LS600hL」の車両をベースに開発。ミシガン州にある研究開発拠点のプロタイプ開発センターでこの春から少量生産に入る。

(2018/1/5 11:30)

関連リンク

おすすめコンテンツ

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい空気圧の本

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい空気圧の本

技術士第一次試験「機械部門」専門科目過去問題 解答と解説 第9版

技術士第一次試験「機械部門」専門科目過去問題 解答と解説 第9版

誰も教えてくれない製造業DX成功の秘訣

誰も教えてくれない製造業DX成功の秘訣

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン