[ ICT ]
(2018/6/7 14:00)
華為技術(ファーウェイ)など中国の消費者向け端末メーカー4社とのデータ共有を明らかにした米フェイスブックに対する米有力議員の批判が相次いでいる。
上院および下院の商業委員会指導部は6日、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が4月の公聴会でユーザーの個人情報を同社から受け取っている可能性のある第三者について質問されても一貫して答えなかった点を非難した。またフェイスブックは上院商業科学運輸委員会からの補足質問に関しても、期限を過ぎても回答してきていないと、同委のスーン委員長(サウスダコタ州、共和)は語った。
スーン委員長は議会で「この新しい情報、新たな報道は全てさらに多くの疑念を生むと私は考えている」と述べた。
下院エネルギー・商業委員会のウォールデン委員長(共和、オレゴン州)とパロン民主党筆頭理事(ニュージャージー州)も6日の共同声明で、「ザッカーバーグCEOとの公聴会で超党派の委員が第三者との個人データ共有について直接質問した」とした上で、「中国のハイテク企業などとの提携が議会および米国民の前で公表されるべきだったのは明らかだ」と強調した。
フェイスブックは米紙ニューヨーク・タイムズの報道を受け、中国の端末メーカー4社との提携を確認した。同社の広報担当アンディ・ストーン氏は提携について、華為が2011年に少なくとも2回発表しており、既に公になっているため公表の必要はなかったと釈明。同社も12年のブログポストで華為を提携先の1つとして言及している。(ブルームバーグ)
(2018/6/7 14:00)