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[ 科学技術・大学 ]
(2019/3/6 12:00)
【ロンドン=時事】ノーベル財団は5日、選考機関スウェーデン・アカデミー関係者の性犯罪スキャンダルを受けて昨年発表が見送られたノーベル文学賞について、今秋に2018年と19年の2年分の受賞者が発表されると表明した。
財団は声明で、スキャンダル発覚後、スウェーデン・アカデミーでは規則の明文化や新会員受け入れなど「幾つかの重要な変革が実行された」と指摘。「信頼回復には時間がかかるものの、そのための前提は整った」とし、ノーベル各賞の発表が例年行われる秋に2年分の受賞者を発表すると説明した。
文学賞をめぐっては17年、アカデミー会員の夫に性的暴行疑惑が浮上し、対応をめぐって内部対立が深刻化。会員が相次ぎ辞任して機能停止状態となり、18年の文学賞は発表が見送られた。存続が危ぶまれる事態に陥ったアカデミーは、信頼回復を目指して組織改革に取り組んでいた。
ノーベル文学賞は17年に日系英国人作家カズオ・イシグロ氏が受賞。近年は有力候補として村上春樹氏に注目が集まっている。
(2019/3/6 12:00)
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