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(2019/3/25 05:00)
日刊工業新聞社は「第19回理工系学生科学技術論文コンクール」の贈賞式を東京・飯田橋のホテルグランドパレスで開き、最優秀賞・文部科学大臣賞受賞の手島涼太さん(東京理科大学)らを表彰した。今回は122編の応募があり、優秀賞や特別賞など計6編が受賞した。
手島さんは「教育現場における研究活動の意義とその可能性」と題した論文で、高校の実験室で医療材料の研究に取り組んだ経験から「中学・高校での研究活動を支援する体制を整えることが未来の日本の科学技術の土台となる」と結論付けた。「興味のある学問を見つけ、大学での進路を選択する中学・高校こそ、知識だけでなく感動を体験させるべきだ」とあいさつで述べた。
来賓の勝野頼彦文部科学省科学技術・学術総括官は「これからの科学技術や社会の未来を開いていくのは、皆さんのような若い方々」と期待を寄せた。また同コンクールが「科学技術に関する想像力や構想力を発揮して、重要な課題の解決方策を提案する貴重な機会を提供している」と祝辞を述べた。
(2019/3/25 05:00)