[ 政治・経済 ]
(2019/4/1 10:30)
【ニューヨーク=時事】米ニューヨークの中心部で交通渋滞緩和のための「渋滞税」が導入される見通しとなった。徴収開始は2021年以降で、導入は全米の都市で初となりそうだ。人口増や客を求めるウーバーなどの配車サービスの車の増加で渋滞が深刻化する中、効果を発揮できるか注目が集まる。
ニューヨーク州・市のクオモ知事とデブラシオ市長は今年2月、老朽化した地下鉄網の改修費などに充てるため、渋滞税の導入計画を発表。渋滞が深刻な中心部に車両で進入する際に、自動的に課金する。米紙ニューヨーク・タイムズによると、州議会も計画を承認する見通しだ。
同紙が報じた専門家の分析では、混雑時間帯の徴収額は普通車で12-14ドル(約1300-1600円)、トラックで25ドル(約2800円)程度。夜間や休日は減額されるとみられる。2月から既に課金対象となっているタクシーやウーバーなどは、追加の支払いが免除される見通しだ。
渋滞税はロンドンやストックホルムなどで導入され、渋滞や大気汚染の緩和効果が確認されている。米国内ではロサンゼルスなど他の大都市でも、導入の是非を検討する動きが出ている。
(2019/4/1 10:30)
政治・経済のニュース一覧
- 2017概算要求/国交省、建設現場の生産性向上策を拡充−中小業者にICT活用など(16/08/30)
- インドネシア、インフラと農畜に力−内閣改造後の方針、投資調整庁・日本事務所長が説明(16/08/30)
- 企業庁、中小よろず相談の“質”を向上−課題解決まで見極め(16/08/30)
- 東京市場/株、大幅反発376円高の1万6737円−ドル高・円安を好感(16/08/30)
- 2017概算要求/内閣府、スポーツで地方創生−イベントや合宿で「まちづくり」(16/08/30)
- 米国依存が鮮明− 1―6月期の輸出、20.4%に拡大(16/08/30)
- ヤマハ発・柳社長、アフリカ市場開拓に意欲(16/08/30)
- きょうの動き(16/08/30)
- AIの学習用データ、知財の「営業秘密」認定か−経産省が可能性議論(16/08/30)
- 2017概算要求/総務省、農業・医療など多様な分野でIoTユーザー育成(16/08/30)
- 2017概算要求/農水省、水田の畑地化 中山間地で促進(16/08/30)
- 地方公共団体情報システム機構、マイナンバー交付遅れで富士通に賠償請求(16/08/30)
- 国際協力銀、モロッコ商業銀と提携−アフリカ金融支援、総額70億ドル規模に(16/08/30)