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(2019/7/5 05:00)
日刊工業新聞社とモノづくり日本会議は4日、都内で「モノづくりコンファレンス2019」を開いた(グレイステクノロジー共催)。製造業関係者を中心に約600人が参加。基調講演では、5日に経済産業省・中小企業庁長官に就任する前田泰宏氏が「ニッポンのモノづくり国家戦略」について講演。「日本はさまざまなデジタル技術を実証ではなく実装に落とし込んでいく。他国と差別化を図りながら世界でも相応のポジションを築いていく」と強調した。
特別講演では「スマート工場実現に向けての課題と取り組み」と題して、ファナックの松原俊介専務執行役員が「FIELD systemでデータ収集や前処理をして、そのデータを基に人工知能(AI)が正しい判断をする。スマート工場実現に重要な手段である」と述べた。またグレイステクノロジーの松村幸治会長も登壇し、「日本の製品マニュアルはデタラメで、海外ではジョークだと言われている。各工業会を通じてマニュアルのモジュール化、標準化を進めていく」と力説した。
(2019/7/5 05:00)