地域
東北大など、絶縁体に電気を流すことに成功−省エネデバイスに応用
東北大学金属材料研究所の齊藤英治教授らは10日、絶縁体に電気を流すことに成功したと発表した。電気信号をスピンに変換し、スピンの波として絶縁体の中を伝え、再び電気に戻す仕組み。
室温で絶縁体中に電気信号を伝えるため、新しいエネルギーの伝送手段になり、省エネ型のデバイス開発につながる。11日発行の英科学誌ネイチャーに成果を発表する。
磁性ガーネット結晶と呼ばれる絶縁体の化合物と、白金を組み合わせた素子で実証した。従来、絶縁体は電気を通さないと考えられており、「電気伝導の発見から約300年にわたる常識を覆した」(齊藤教授)という。東京大学の大谷義近教授は「大変ユニークで、革新的な成果だ。情報通信のインフラに変革を起こすかもしれない」とコメントしている。
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