生体内金属酵素の分子設計に学び、亜鉛が四つのかさ高い有機分子で取り囲まれるハイブリッド分子を設計し、親水性/疎水性が切り替わる高分子を世界で初めて水中で合成した(図)。......

このほど、自らが手がけた有機分子触媒関連の研究成果が、権威ある米科学雑誌「サイエンス」に初めて掲載された。

通常、健常者の息には1―20ppb(ppbは10億分の1)の揮発性有機化合物(VOC)が含まれ、肺がん患者ではこれが10―100ppbに増加する。研究チームでは各種VO...

【名古屋】名古屋大学工学研究科の大井貴史教授らは27日、物質間の化学反応を促進する有機分子触媒と市販の有機分子とを特定の比率で溶液に投入した場合、自発的に引き合って結合し、新しい有機分子触媒をつくり出...

同じフルオレン化合物でバイオマス系液体燃料をはじめとする有機分子に対応できる。... 液体燃料の保存性や携帯性の向上、各種有機分子の安定化剤、分離剤として新たな用途展開が期待できる。

国際有機化学京都会議(IKCOC)の組織委員会(吉田潤一組織委員長=京都大学教授)は30日、IKCOC創設30周年を記念し、有機化学の分野で優れた業績をあげた研...

物質・材料研究機構ナノ有機センターの機能膜グループなどは、水などの液体に溶けた直径約1・5ナノメートル(ナノは10億分の1)の有機分子を超高速で除去する濾過膜を開発した。

2種類の有機分子と金属イオン、極性芳香族分子を60度Cの水中で3時間かき回す。有機分子と金属イオンが1ナノメートルの箱状分子をつくり、中に3個の芳香族分子が120度ずつ違う方向を向いて重なる。4、5個...

物質・材料研究機構の土佐正弘グループリーダーらは、ガラス基板に付けた有機分子にレーザー光を当て、有機分子が液体中を移動する様子を動画撮影し、分子の移動機構を解明したと発表した。... ガラス板にペリレ...

日本原子力研究開発機構は自然科学研究機構分子科学研究所と東北大学、東京大学と共同で、フラーレン―コバルト薄膜で巨大トンネル磁気抵抗(TMR)効果が起こる機構を解明したと22日発表した。...

理化学研究所は、金属の表面上に吸着した有機分子の電場応答現象を単分子レベルでとらえ、吸着分子1個を自在に動かすことに成功した。分子だけで構成されたナノメートル(ナノは10億分の1)寸法...

芳香族炭化水素であるピセンの結晶を使う有機超電導体で、有機分子系としては極めて高い約20K(Kは絶対温度、0Kはマイナス273度C)の転移温度(超電導になる温度)を持つ...

低コストの電子ペーパーや有機センサーなどに応用が期待されるプラスチック・エレクトロニクス。... 「プラスチック基板上に導電性高分子や有機分子を構成するプラスチック・エレクトロニクスは、日常生活すべて...

九州大学と高輝度光科学研究センター、東京工業大学は26日、共同で燃料電池(FC)用電極触媒の薄膜材料に有力視される結晶性有機無機ナノハイブリッド膜の合成に世界で初めて成功したと発表した...

受賞者の中谷和彦大阪大学産業科学研究所教授「DNAを調べる・探る有機分子」と森和俊京都大学大学院理学研究科「たんぱく質の品質を管理する細胞応答」の2講演がある。

粉末状の新素材はネオジムなど希土類と有機分子が結合した構造を持つという。

中谷教授は、デオキシリボ核酸(DNA)のミスマッチ塩基対を見つけて結合する有機分子「ミスマッチ結合分子」を初めて合成した。同分子を表面に固定化した遺伝子変異を検出する化学センサーやミス...

分子の吸着現象や分子が細胞膜を透過する様子など、これまで微細な穴を通る分子の動きは観測できなかった。タンパク質やDNAなど分子構造の挙動を1分子レベルで観察する「究極の分子イメージング」(中村...

半導体や光、量子エレクトロニクス、超電導、有機分子・バイオエレクトロニクスなど広範な分野で最新の成果が出される。

鉄やマンガンなど磁性を持つ金属元素を含まない有機分子で、磁気抵抗の性能を表す磁気抵抗比を従来比14倍の70%に大きくした。有機分子が磁気抵抗素子として使える可能性を初めて示せたことになる。&#...